ページの横幅を考える

ひとつのディスプレイでもさまざまな解像度で表示することができ、ユーザーの設定により変わるため、HTMLやスタイルシートによって、実際にディスプレイで表示される大きさを指定することはできないのです。Windowsでは、Webページの解像度を96dpiと決めているので、96ピクセルを1インチとして大きさを計算しています。この計算に基づいて、センチやインチの数値が換算されているだけなのです。XGAのディスプレイでブラウザを画面いっぱいに表示した場合を想定すると、スクロールバーの幅をのぞいてページの横幅は980ピクセル以内におさめたいところです。もちろん、これよりも小さくするのは問題ないですが、あまり小さくしすぎると、大きなディスプレイで表示したときに余分なスペースが生じてしまうことになることも。最近では、ワイドディスプレイが増えてきています。新規に販売されるノートパソコンでは、ワイドディスプレイのほうが多くなっています。こうしたユーザーのPC環境の変化も考慮して、ページの横幅を検討しましょう。